KISSでチェンジ!
 お前は教室で勝手に女子たちにチヤホヤされてろよ。
という言葉を飲み込んで長身を見上げる。

「良明、また少し背が伸びたか?」
「さぁ? 寝るときに足の関節がちょっと痛いけど、成長痛かもな」

 足が長くなっているのだと無意識のうちに主張されて純はおもしろくなさそうに唇を突き出した。
 良明の足は体の半分以上を軽々と有していて、足だけで一メートル以上はある。

 それに比べて純は身長が低いこともあって足の長さは七十七センチほどしかない。

 それでもまぁ一般的だと思っていたのだけれど、こうして並んでみるとできの悪い人形みたいな気分になってきてしまってげんなりする。

「それで、お前、どうするんだよ?」
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