この青空に、君と生きる未来を誓う。

きみが俺にとって大切な存在なんだと気づいた時、やっぱり拒絶されることが怖くなった。

まっすぐで純粋な瞳に見つめられると、何もかも見透かされそうで怖かった。

本当の自分を知って嫌われたくなかった。

失いたくない大切な存在だからこそ、拒絶されて傷つくのが怖かった。

だから、自分から突き放そうとした。

そんな臆病で弱い俺をきみは受け止めてくれて、好きだと言ってくれて、信じられないほど嬉しかった。

きみがそばにいてくれたら、きっと、自分の弱さを自分で受け止めて前に進める。
う。

――強くなりたい。

もう、きみを泣かせたくないから。

もう、きみを傷つけたくないから。

今はひとつだけ叶えたい願いがある。

「ずっときみのそばにいて、幸せそうな笑顔を見ていたい」

そう言ったら、きみは笑ってくれるかな?

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