先輩と後輩の関係。




「俺は寝る」

『最低、寝たら怒るよ』






人を起こして、結局自分が先に寝る最悪なパターン。





色々ちょっかいを出して頑張ってみたけど…頑固な舜くんは就寝されました。




「おやすみ、また明日」

『おやすみ』



先に寝ちゃったのは寂しいけど、寝顔が見られて幸せだった。



ただただ愛しい。

愛おしくて、寝ている舜くんの顔を触りまくっていた。





それでも起きない舜くんは天才だと思う。





『舜?舜?舜くん?』と、名前を呼ぶと「なんだよ、早く寝ろ」と言って抱きしめられていた力が強くなった。




流石に名前を呼ばれたら起きるらしい。

ただ、目は開いてなかった。




『ちゅする?』

「…起きたらな」

『凛のこと嫌いになっちゃったのかな』

「あほ」




と、言った舜くんは急に顔を覗き込んでキスをしてきた。



で、再び寝ていった。

舜くんの眠気に勝つことは出来る日が来るんだろうか。






ただ、キスをされて満足した私は静かに腕の中に落ち着いて寝ていったらしい。




気づいたら次の日だった。

舜くんの目覚まして起床した。





また今日も仕事が始まる。






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