先輩と後輩の関係。





『そろそろ行く?』

「ちゅしよ」





そう言われてしない選択肢はない。




ベッドに座っていた舜くんの膝に喜んで座ってキスをした。

テレビも消えていたからキスの音が部屋中に響き渡っていた。





何か、えろい。

出勤前だからやるはずもないけど…そんな雰囲気。




と、やるはずもないと気を抜いた瞬間に下着のフックが取られてしまった。





さっき言っていたお休みの理由が現実になりそうだった。




それだけは恥ずかしいから辞めてほしい。

恥ずかしい、じゃ済まないくらいから…いますぐ。






『…ゃだ、舜?』

「我慢できないぃ…」

『だ、だめ…』

「声出さないで」

『自分がやってるんでしょ!終わりにして』

「無理」





おふざけがヒートアップしてきたから舜くんを押しのけて逃亡。





もうこれ以上一緒にいたら離れられなくなる。





せっかく着こなしたシャツも変なふうになっちゃってて、それに下着もパカパカで全部がやり直し。




最悪。

このヨレヨレ感が色々なことを物語っていた。




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