先輩と後輩の関係。
25-
舜くんの胸元に抱きしめられて寝たはずなのに…起きたら、私の胸に舜くんがいた。
私より背が高いはずなのに、背中を丸めて…赤ちゃんみたいで可愛かった。
いつからこの体制になったのかはわからないけど…甘えん坊な舜くんに朝からキュンキュンしていた。
なかなかセクシーな格好で寝たけど、特に問題なし。
朝から下着のフックは取られたけど…
それ以外は、と気を抜いた瞬間に下着に手を入れられて遊ばれた。
力が抜けて抵抗出来ず…咄嗟に舜くんの腕を掴んだ。
一瞬の出来事だったから力がこもっていたらしく「痛い」と言われた。
普通にこっちのセリフなんだけど…
『力が入らない』
「ピッピッピーーーーー」
と、ふざけて体を揺らしてくる舜くん。
もう笑いすぎて朝から大騒ぎだった。
何なの、この人…全部、許せちゃうこの感じ。
『イキガエッタ』
「ハロー」
『ハロー』
こんなテンションでお昼過ぎまで過ごしていて、客観的にみたらおかしなカップルだった。