捨てられ令嬢ですが、一途な隠れ美形の竜騎士さまに底なしの愛を注がれています。
「あなたはとても魅力的ですよ。優しいところも、好奇心にあふれているところも。なによりも、あなたは可愛らしいです」
「……そこまで言われると、逆に胡散臭く感じます」
照れ隠しで、ついツンケンした態度をとってしまう。顔をプイっと背ける。
顔が熱い。絶対に真っ赤になっている。
「胡散臭いなんてはじめて言われましたね。俺は本心しか話さないのに――って」
「……だったら、相当口がうまいようで」
「口がうまいわけないでしょう。そもそも俺がこんなに褒めるのは――メリーナさんだからですよ」
強く手を握られて、鼓動が高鳴る。
同時に頭の中で警報が鳴る。どうしよう、このままだと本当に――私は、この人から離れられなくなってしまう。
(――好きに、なってしまう)
恋をしたところで、叶うはずがない。
だから、ずっと一緒にいることなんてできない。
わかっているはずなのに、私は彼という沼に沈んでいく。抗おうとするほどに、引っ張りこまれていく。
好きになってしまう。恋に落ちてしまう。
――おかしいくらい、愛してしまう。
今ならまだ戻れるだろうか。いや――もう、戻ることなんてできないだろう。
頭の中でだれかがささやいた。
「……そこまで言われると、逆に胡散臭く感じます」
照れ隠しで、ついツンケンした態度をとってしまう。顔をプイっと背ける。
顔が熱い。絶対に真っ赤になっている。
「胡散臭いなんてはじめて言われましたね。俺は本心しか話さないのに――って」
「……だったら、相当口がうまいようで」
「口がうまいわけないでしょう。そもそも俺がこんなに褒めるのは――メリーナさんだからですよ」
強く手を握られて、鼓動が高鳴る。
同時に頭の中で警報が鳴る。どうしよう、このままだと本当に――私は、この人から離れられなくなってしまう。
(――好きに、なってしまう)
恋をしたところで、叶うはずがない。
だから、ずっと一緒にいることなんてできない。
わかっているはずなのに、私は彼という沼に沈んでいく。抗おうとするほどに、引っ張りこまれていく。
好きになってしまう。恋に落ちてしまう。
――おかしいくらい、愛してしまう。
今ならまだ戻れるだろうか。いや――もう、戻ることなんてできないだろう。
頭の中でだれかがささやいた。