腹黒弁護士に囚われて、迫られて。ー輝かしいシンボルタワーで寵愛されていますー
脱衣所にある洗濯乾燥機をお借りし、急いでシャワーを浴び、湯船に浸かってお風呂から出た。
真島くんにお借りした下着と洋服を履いて、暖達の元へ向かおうと脱衣所を出ると、
「――それで! 私、見たんです! 旦那が他の女と歩いてるところを!」
女の人の声が室内に響き渡っていた。
真島くんが言っていた『三十分後のお客様』だろうか。出るに出れなくなってしまい、こっそりと盗み聞きをする。
暖の呆れた声が聞こえてきた。
「――で、それ以外に、その女性と一緒にいたところは見たんですか?」
「見てないですけど…………」
「それで不倫だなんだ言われてもねぇ。すげぇ勝手な依頼ですね。弁護できませんね。お帰りくださーい」