腹黒弁護士に囚われて、迫られて。ー輝かしいシンボルタワーで寵愛されていますー
「…………真島ー、この人出禁にしてー」
暖の呼びかけにすぐ、「分かりました!」と対応する真島くん。女性は何やら叫びながら事務所から出されてしまった。
ドアを閉める際に「この付近うろうろしてたら警察呼びますんで」と、女性にトドメを刺し、ドアをバタンと勢いよく閉めた。
とんでもなく見てはいけないところを見てしまったかもしれない。
「お、お風呂お借りしました……今洗濯乾燥機使ってるので、終わったら帰らせていただきますー」
暖と真島くんの顔を交互に見て、お風呂から上がったことをアピールする。
髪が濡れている私を見た真島くんが「ドライヤーこちらにありますよ!」と言い、髪の毛を丁寧に乾かしてくれた。
「ありがとう、真島くん」
「いえいえ! 暖先生をいつも乾かしてるんで。それにしても和歌さんの髪質はいいですね、サラサラで」
私の髪を解かしてくれた手を、くんくんと匂う真島くんにドン引きしつつも、ゆっくりとその場から離れる。