65リットルよりも、笑って。




「会わせたいひと?おばさんとか?」


「…ちがう。ずっと探してて、やっと見つかったの」



そんな探偵さんみたいなことしてたんだ、春海お姉ちゃん。

大学も忙しいだろうにご苦労様。


斑鳩先生だけじゃなく、どういうわけか主治医の渡会先生と美子ちゃんまでもが揃ってしまった。


みんなお揃いで全員集合だ。



「あんたのことを話したら……来てくれたよ」


「…………」



言葉が出なかったのは、なんとなく察してしまったから。

そんな表情にいち早く気づいた彼が、私の背中をそっと支えてくる。



「嫌なら断っていい。無理するな」



ああ、そーいうこと。

みんなが全員集合した理由は、“それ”をきっかけに今までにないくらいスペシャルなゆが降臨するかもしれないからだ。


そうなった場合の安全を考慮した全員集合。


渡会先生も美子ちゃんも佐藤先生も、みんなしてなんとも言えない顔で微笑んでくる。



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