教授の恋愛
「舞岡さんみたいな生徒をお世話するのも俺の仕事だからな。学校やこういう場では俺はお前らの親代わりだ。好きなだけ甘えていい」


申し訳なさそうに舞岡さんが俯いた。


俺は…一瞬自分を制御できなくなった。


舞岡さんに抱き着きそうになった。


「先生が…高校の時にお世話になった先生にすごくそっくりで…。先生のこと大好きだったんです。高校卒業してなかなか会えなくなって、寂しくて…。多分酔った勢いで先生に抱き着いちゃったのかな…」


舞岡さんが恥ずかしそうに笑いながら言った。


その微笑みがすごくかわいかった。
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