教授の恋愛
翌日、スーツを着て近くの料亭に母親と行った。


なんだかんだ言って…


お見合いみたいじゃん…



「まだ来てないようねぇ…」



相手はまだ来てない。

母親から写真を見せてもらいながら相手が来るのを待った。



「失礼いたします…」



待つこと10分。

ようやくやってきた。

相手は、多分20代ぐらいで若い人。

薄い茶色のロングヘアが印象的。



俺と同じく母親連れ。



二人が席につき、落ち着いたところで自己紹介をはじめた。



「どうも…上野智哉です」


「初めまして、土井由実です」
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