猫は口実
イケオジに謝る為には、当たり前だけど、イケオジを探す必要がある。

翌日、私はさっそく、バーベキュー大会の幹事をしていた、自称友達千人の知人に連絡を取った。

半年も前のことだから、見つけるのは厳しいかなと思っていたところ、あっさりと見つかった。

幹事にイケオジの特徴を伝えたら、すぐに分かってくれた。

そのまま、この幹事が間に立ってくれたおかげで、連絡はスムーズに進んだ。

そして、来週の週末に会うことが決まった。

イケオジの名前はカリタさんというらしい。

集合場所はカリタさん指定の場所だった。

私と会うってことは、あまり怒っていないのかもしれない。

それにしても、幹事の男には感謝しかない。

他人の為に無償で動ける、とても良い人だった。

友達千人も本当かもしれない。

胡散臭いとか思っててごめんと、私は心の中でこっそり謝った。

良い人だったけど、幹事の最後の言葉は気になった。

『フジノさん、結構年上好きなんだね(笑)。』

やっぱり好きになれないなコイツって、改めて思った。
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