君がくれた涙はきっと光となる
「心を取り戻せるように。由紀くんが望んでいることは、今の小雪ではないはずだから」


「どうして…どうして流川くんにそんなことがわかるの…?」


「わかるよ、由紀くんの小雪に対する想いが強いことは、誰よりも一番わかってる」



流川くんがどうしてお兄ちゃんのことをそんなに知っているのか、何を知っているのかわからない。


わからないけど…私の知らないお兄ちゃんを知っているような、そんな気がした。
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