学校イチ人気者なアイドルに恋する私。を、なぜかそのお兄さんが愛してくるんだが。
「真琴!」
「わっ、りっちゃん?」
「そこの射的。勝負だ」
「やるーーっ!!」
ふざけんなよ上鷹 汀。
付き合ったばかりの彼女にこんな寂しそうな顔させてどーすんの。
私だったらそんな顔させないよ。
真琴の腕を強引にまでも引っぱって、ひとつの屋台を目指す。
「えっ、おじさん、そんな前に置いてくれなくても大丈夫ですよ…?」
「お嬢ちゃん可愛いからサービス!お友達も!」
「ええっ、ありがとうっ!!」
「…どうも」
こんなこともしょっちゅう。
真琴と一緒に歩くだけでお得。
パンっ!パンっ!と、爽快な音が響くわりに本人はバカ下手くそだけど。
「見てろ真琴。こーやんの」
肘に抱えるようにして固定。
射的の場合は打ったときの反動を計算して少し下を狙ってみるか。
………と。
「わあ!ほんとに当たっちゃった!!」
「よっしゃ」
「さっすが元弓道部っ!!」