学校イチ人気者なアイドルに恋する私。を、なぜかそのお兄さんが愛してくるんだが。




この気持ちは、経験は、私の人生において必要なことだったって。

今なら私、胸張って言えるかもだよ藍先輩。



「りっちゃんがいない人生なんか…、サンタさんがいないクリスマスみたいなものだから…っ」


「…なにそれ」


「りっちゃんがいない学校生活なんかっ、星がないプラネタリウムみたいなもので…!!」


「だからなんなの、その例え」



この子に恋して良かったと、心から思った。


嬉しかった。

もうそれだけでいいって、こんなにも納得したことなんか初めてだ。



「…たこ焼き、あるじゃん」


「へ……?たこやき…?」


「あれ、自分で作ったことある…?思ったより生地は溢れるし、うまくできないかもって最初は思うんだよね」



このくらいかな?が多すぎたり、次から次に具材を入れなくちゃって焦らせてもきてさ。

境界線が分かんなくて、最終的には勢いとか思い切りなんだなって思わせてくる。



「なかなか思うように作れなくて、次こそはって何度も何度も繰り返すんだけど」



< 229 / 242 >

この作品をシェア

pagetop