学校イチ人気者なアイドルに恋する私。を、なぜかそのお兄さんが愛してくるんだが。
この気持ちは、経験は、私の人生において必要なことだったって。
今なら私、胸張って言えるかもだよ藍先輩。
「りっちゃんがいない人生なんか…、サンタさんがいないクリスマスみたいなものだから…っ」
「…なにそれ」
「りっちゃんがいない学校生活なんかっ、星がないプラネタリウムみたいなもので…!!」
「だからなんなの、その例え」
この子に恋して良かったと、心から思った。
嬉しかった。
もうそれだけでいいって、こんなにも納得したことなんか初めてだ。
「…たこ焼き、あるじゃん」
「へ……?たこやき…?」
「あれ、自分で作ったことある…?思ったより生地は溢れるし、うまくできないかもって最初は思うんだよね」
このくらいかな?が多すぎたり、次から次に具材を入れなくちゃって焦らせてもきてさ。
境界線が分かんなくて、最終的には勢いとか思い切りなんだなって思わせてくる。
「なかなか思うように作れなくて、次こそはって何度も何度も繰り返すんだけど」