彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)

◇ゴミクズ野郎には制裁を!!凛道蓮、危機一髪!!◇




桃山女学院で話を聞いた翌日、私はヤマトの家で凛道蓮に変身する。
その日選んだ服は、東山高校の制服だった。





「うははは!凛、りーん!ホンマに高野舟槙(こうや しゅうま)に会うんかーい!?」
「・・・会います。」





一晩考えて出した結論。







「高野舟槙(こうや しゅうま)に、セクハラと性的暴力といじめの件を問いただし、相手の出方次第では半殺しにしてケジメをつけさせます。」
「うははは!半殺しゆーことはぁ~半分は、被害者の分残しとくゆーことやな~!?」
「わかってんじゃねぇーか?」
「うははは!!大親友やから、当たり前やないかーい♪」
「社会的に、ぶっ殺してやる・・・!!」







話を聞いた以上、レイプ未遂の経験がある立場としては、高野舟槙(こうや しゅうま)を野放しにはできない。
違法薬物の大麻を使用し続けているような奴なら、平気でうそをつくだろう。







(そして、男女ともにいじめをして、その人生をめちゃくちゃにした、しようとしてる奴を、イジメられている立場の者として、絶対に許さない・・・!!!)

「性犯罪者の、違法薬物常習者の、いじめ加害者の味方にはなれねぇ。俺のことは諦めてもらうためにも、きつめに追及するつもりだ。場合によっては、バラさんを呼び出す。」
「うははは!それ、凛も危ないでー!?バラさん、隙あらば、凛を逮捕したくて仕方ないおまわりさんやでー!?協力してくれるかのぉー!?」
「協力させる!犯罪者は取り締まってもいらわないと困る。」
「うははは!ちゅーても、被害者5人の話を聞く限りやと、まず警察はあてにできんでー!?」
「ああ・・・いざとなれば、『俺』が取り締まる。龍星軍4代目・凛道蓮の目の届く場所で悪事を働けばどうなるか、思い知らせる必要がある。」







それが俺に出来る、俺なりのケジメの付けさせ方だから。








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