彼は高嶺のヤンキー様10(元ヤン)
〈母さんと話したということは、蓮から連絡したのか!!?〉
「俺からするかっ!!高野舟槙のスマホから、ババアが勝手に掛けてきたんだよ!!そんで、俺と真田瑞希様がいると、もらえる遺産が少なくなるのが困るから、殺そうとしたんじゃないかってほざいてくれたぜ!!!」
〈そ、そうか!黙秘してることも・・・聞いてるのか?〉
「そうだよ!!じゃあな!!」
〈だから電話を切ろうとするなよ!!!蓮!!!今回の事件は、いいきっかけだぞ!!!〉
「はあ!?いいきっかけだぁ~!!?」
〈そうだ!!これは神様が、俺達が親子として暮らすべきだと警告してくれたんだ!!!〉
「どんな邪神だよ!!?なんで俺らが、オメーと暮らさなきゃなんねぇーんだよ!!どんな拷問だよ!!?」
〈罰当たりなこと言うんじゃない!!俺達と暮らせば、24時間365日守られる生活になる!!!3食豪華な食事とおやつがつき、昼寝もできる!!就職先も、わが社で決まりで安泰だ!!!結婚相手もより取り見取りだぞ!!?〉
「言いたいことはそれだけか?」
〈魅力的だろう!!?俺達がお前たち兄弟を守ってやる!!!体調管理もしっかりしてやる!!!だから、今すぐに瑞希を連れて母さんが入院している病院に検査入院をしに―――――――〉
「やっぱりドナーかどうか確かめるのが目的じゃねぇーか!!!?二度とかけてくるな女好きの物欲やろう!!!」
限界に来たので、スマホを速攻で切った。
「はぁーはぁーはぁー・・・くそっ!!」
あ~大声出し過ぎて、ツッコミのし過ぎで、疲れた!!
「・・・凛君、大丈夫ですか?」
「凛先輩をガチギレさせるなんて許せねぇ!!」
「自己主張しかしない人を、相手にするのは疲れるよね。」
「うははは!」
「・・・ありがとうございます、みなさん。」
心配そうに私を見てくる仲間達に、疲れた心が癒される。