腹黒御曹司の一途な求婚
「……萌黄、すごい綺麗だ」
私の前に立った蒼士が蕩けるような声でそう褒めてくれる。面映くて、思わずはにかんだ。
「蒼士もかっこいいよ」
「ん、ありがと」
「蒼士くん、まだ時間ある?お茶でも飲んでいったらどう?」
祖母はこの間挨拶に来た時からすっかり蒼士のことを気に入って、いつにも増してニコニコ笑顔だ。
「すみません、すぐ出ないといけなくて。また今度、お邪魔させていただきますね」
「ぜひ、またいらしてね。いつでも待っているから。萌黄ちゃんもいってらっしゃい。今日は楽しんできてね」
「うん。いってきます、おばあちゃん。来週、また帰るね」
今日のパーティーは夕方からの開始なので、帰りは夜が遅くなるから蒼士の家に泊まる予定だ。
いつものようにまた来週行くことを伝えると、苦笑いを浮かべた祖母からいつものお小言が返ってくる。
「私は嬉しいんだけどねぇ。そんなに毎週帰ってこなくても良いのよ?こんなお婆ちゃんの相手ばっかりしてないで、蒼士くんともっとお外で楽しんでらっしゃいな」
祖母の家に行くたびにそう言われるけれど、結局毎週帰ってしまっている。
本当は転勤でこちらへ帰ってきた時に祖母とは一緒に住みたかった。
けれど、残業がそれなりに多くて帰宅時間も遅いので、祖母に負担をかけないよう一人暮らしをすることにしたのだ。祖母には健康に長生きしてほしいから。
精神的に親離れならぬ祖母離れができていないのは、私も薄々気付いている。
呆れ気味に笑う祖母に見送られ、私たちはパーティー会場となるアスプロ東京へと向かった。
私の前に立った蒼士が蕩けるような声でそう褒めてくれる。面映くて、思わずはにかんだ。
「蒼士もかっこいいよ」
「ん、ありがと」
「蒼士くん、まだ時間ある?お茶でも飲んでいったらどう?」
祖母はこの間挨拶に来た時からすっかり蒼士のことを気に入って、いつにも増してニコニコ笑顔だ。
「すみません、すぐ出ないといけなくて。また今度、お邪魔させていただきますね」
「ぜひ、またいらしてね。いつでも待っているから。萌黄ちゃんもいってらっしゃい。今日は楽しんできてね」
「うん。いってきます、おばあちゃん。来週、また帰るね」
今日のパーティーは夕方からの開始なので、帰りは夜が遅くなるから蒼士の家に泊まる予定だ。
いつものようにまた来週行くことを伝えると、苦笑いを浮かべた祖母からいつものお小言が返ってくる。
「私は嬉しいんだけどねぇ。そんなに毎週帰ってこなくても良いのよ?こんなお婆ちゃんの相手ばっかりしてないで、蒼士くんともっとお外で楽しんでらっしゃいな」
祖母の家に行くたびにそう言われるけれど、結局毎週帰ってしまっている。
本当は転勤でこちらへ帰ってきた時に祖母とは一緒に住みたかった。
けれど、残業がそれなりに多くて帰宅時間も遅いので、祖母に負担をかけないよう一人暮らしをすることにしたのだ。祖母には健康に長生きしてほしいから。
精神的に親離れならぬ祖母離れができていないのは、私も薄々気付いている。
呆れ気味に笑う祖母に見送られ、私たちはパーティー会場となるアスプロ東京へと向かった。