カラダもココロも甘く激しく溺愛してくる絶対的支配者様〜正しい恋の忘れ方〜
「鍵を壊したことは犯罪です。器物破損」
「え…私、捕まるんですか…」
中村さんの言葉に少女の瞳が揺れる。
「ヒロムくんに会えなくなっちゃうの?」
「このまま私達が学校に報告すれば停学くらいにはなるかもね。ついでに美術室への入室も禁止されるかも」
「そんなの嫌だ!ヒロムくんに会えなくなっちゃうなんて耐えられない!」
恐怖に怯える少女の目は「本当」だった。
本気で心から好きな人と離ればなれになってしまうかもしれないことに怯えていた。
「私達は未来を悲しむ生徒を作りたいわけじゃないの」
「どういうことですか…」
「自分がしたことがいけないことだってことは理解できる?」
「………はい。鍵を壊したことは悪かったと思います」
「今から一緒に生徒会室に来てくれる?」
その言葉が理解できなくて中村さんを見つめていたら、長谷川さんも同じ気持ちだったのか、「なんで?生徒会室に?」って言ってくれた。
「私が生徒会室に行くんですか?」
「美術準備室の鍵の修繕依頼を会長にお願いすること」
「え…本郷 カナデさんにですか…」
「そうよ。反省してるならできるわよね?私達が事件化したらこれだけじゃ済まないけど」
「それはっ…。お願いします。先生達には言わないで。ちゃんと会長にお願いに行きますから」
「本当に反省してる?」
「してます!」
「もうしないって誓う?」
「誓います!もうしません!」
「じゃあ今度から無断で美術室、美術室準備室へは立ち入らないこと」
「え…私、捕まるんですか…」
中村さんの言葉に少女の瞳が揺れる。
「ヒロムくんに会えなくなっちゃうの?」
「このまま私達が学校に報告すれば停学くらいにはなるかもね。ついでに美術室への入室も禁止されるかも」
「そんなの嫌だ!ヒロムくんに会えなくなっちゃうなんて耐えられない!」
恐怖に怯える少女の目は「本当」だった。
本気で心から好きな人と離ればなれになってしまうかもしれないことに怯えていた。
「私達は未来を悲しむ生徒を作りたいわけじゃないの」
「どういうことですか…」
「自分がしたことがいけないことだってことは理解できる?」
「………はい。鍵を壊したことは悪かったと思います」
「今から一緒に生徒会室に来てくれる?」
その言葉が理解できなくて中村さんを見つめていたら、長谷川さんも同じ気持ちだったのか、「なんで?生徒会室に?」って言ってくれた。
「私が生徒会室に行くんですか?」
「美術準備室の鍵の修繕依頼を会長にお願いすること」
「え…本郷 カナデさんにですか…」
「そうよ。反省してるならできるわよね?私達が事件化したらこれだけじゃ済まないけど」
「それはっ…。お願いします。先生達には言わないで。ちゃんと会長にお願いに行きますから」
「本当に反省してる?」
「してます!」
「もうしないって誓う?」
「誓います!もうしません!」
「じゃあ今度から無断で美術室、美術室準備室へは立ち入らないこと」