ツンツン、時々デレな君

「ッッ……!」

誓いと感謝の気持ちを込めて微笑むと、幸人の顔が真っ赤になった。

「えっ、だ、大丈夫!?!? 熱……??」

「ち、違う!!! 大丈夫だから、気にすんな……。」

ほんとに大丈夫なのかしら……?


「んん゛。んじゃ、“俺と別れる”って言葉、撤回してくれるか……??」

そんなの……

「もちろんよ…!」

この返事以外、なにもないわ。


「本当に、ごめんなさい。」

「もうごめんはナシだ!次言ったら……お仕置きする。」

ニヤッと笑った幸人。

色気がやばいわ……!


「顔、赤いぞ??可愛いな。」

フッと笑われて、さらに顔が熱くなる。

「も、もう……!黙って!!」

はっ!また、キツい言葉を使っちゃった……。


「ご、ごめんなさ………っん!」

「お仕置きって、言っただろ??」

や、やばいわ………。幸人って、こんなキャラじゃなかったはずよ……!

またキスされて、嬉しいって思う自分も恥ずかしいし………。



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