ツンツン、時々デレな君

再スタート



「泣くな、凛。なんにも、凛のせいじゃない。全て、他のヤツのせいにしとけ。今まで、しっかり愛を伝えられなくて悪かった。愛してる。俺の言うことが、信じられないか??」


キス、された。

やっとそう分かったとき、そんなことを言われて。


幸人の言うことが信じられない??

そんなわけ、ないじゃない。

幸人を信じられなかった私を、私自身が、許せないだけだ。


「………幸人の言ってることはもちろん、信じるわ。私自身が、私を許せないの。」

「俺が許す。それじゃ、ダメか??」


………好き。この人のことが大好きだ。



「っ………うん。幸人のこと、信じれなくてごめんなさい。もう二度と、幸人のことを疑わない。ずっと、一生幸人を信じ続けるって、誓うわ。



————私も、愛してるわ、幸人。」





ああ、やっと言えた。



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