極上溺愛契約婚で甘やかされて~エステで出会ったセラピストは御曹司でした~
 背中にあるファスナーを下ろしてから服を脱いで折りたたみ、ベッドの上にぱさっと置いてからドレスを着用する。サイズはちょっと余裕があってきつい感じはしない。また丈は膝がちょうど隠れるくらいだ。これくらいのフィット感ならオッケーだろう。

「ん、良い感じかも」

 試しに両腕と肩をぐいぐいと後ろに回したりして身体を動かすが異常も問題も特にない。私はこの今着ているドレスを着たいと心に決めたのだった。

「終わりましたーー」
「はい、では開けますよ」

 玲が部屋の扉を軽く3度ノックしてから開ける。私は彼にどうですか? と見せると玲は良いですね。とふっと穏やかに笑いながら答えてくれた。

「サイズはどうでしたか?」
「ちょうど良かったです。少し余裕があるのできつい感じも無くて」
「そうですか。じゃあこれにします?」
「はい! 私もこれにしたいなって思ってたんです」
 
 すると廊下にドレスを持ってきてくれた女性がお手伝いさんと共にとことこと歩いて現れた。どうかしら? と言いながら私の身体に視線を向けているので私はこのドレスにします! と彼女に伝えた。

「あら。じゃあこれで行きましょうか。着心地はどうですか?」
「とても良いです。動きやすさもあります」

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