極上溺愛契約婚で甘やかされて~エステで出会ったセラピストは御曹司でした~
 その後元の服に着替えた私はドレスをお手伝いさんに手渡した。服の管理や手入れはお手伝いさんがしてくれるようだ。玲からはパーティーで宝石類……ネックレスやピアスもつけないかと玲に問われたがそれは辞めた。

「ネックレスとかつけるとかゆくなるんですよねえ……」
「金属アレルギーですか?」
「検査はした事ないですけど……」
「かゆくなるなら辞めておきましょう」
「そうですね……」

 という事でアクセサリーをつけるのは辞めた。代わりに髪に派手なバレッタをアクセントとして入れる事で華やかさを演出してみようとなったのだった。バレッタならかゆくならないので大丈夫だろう。

(それにしても……疲れが)

 今日の朝から怒涛の勢いで物事が進んで行くせいか、玲にマッサージしてもらったのに身体の疲れが溜まり始めてきていたのを感じていた。
 パーティーの日のコーディネート決めはこれで完了。靴は玲が私と同じサイズのものが家にあるという事で、それを貸すと申し出てくれた。

(それって……)
「い、もしかしてご家族さんのものですか?」

 妹、と言いかけたのをなんとか止めながら玲に質問してみた。

「ああ……妹のものがあるんだ」

 そう語る玲の表情はさみしげなものに変わる。
< 41 / 146 >

この作品をシェア

pagetop