極上溺愛契約婚で甘やかされて~エステで出会ったセラピストは御曹司でした~
「これで明日以降はしばらく大丈夫です。仮に残業する場合はなるべく早めに帰宅する事と残業で会社に残れる時間は最大で19時までという決まりにはなりました。これは他の部署にも適用されるそうです」
「そうですか……ありがとうございます」

 これなら大丈夫そうだ。私と共に先輩やお局達に残業を押し付けられていた後輩や同僚もほっと胸をなでおろすだろう。私は良かったとふうっと息を吐きながら口にしたのだった。

「いえいえ。もっと早く気付くべきでした」

 改めて私へ謝罪する玲。彼の父親も電話越しで申し訳なく思っている。と謝罪の意思を示してくれた。また先輩方やお局達のうち特に残業の押し付けなど問題行動が多いものは左遷や最悪リストラも考えているとの事だった。実際彼女達がいない方が仕事はしやすいと考えてしまうくらいにはきつい人達だ。残業以外にも仕事中にネイルを平然と塗りなおしたり配信されているライブ映像を大音量で流したりパパ活をしている人もいたりしていたので、仕方ない部分はあるだろう。

「素早い対応ありがとうございました」

 私は玲に頭を下げて感謝の気持ちを伝えた。彼と父親には感謝しかない。

「これで明日仕事頑張れます。本当にありがとうございました」


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