俺様系イケメンは、私にだけ様子がおかしい
「柚月、腹減ったし、そこのレストランで昼飯食べよう?俺が奢るから」


「いやいや!!!絶対私払うから大丈夫だよ!チケット代も渡すから!!」



なんで同い年で付き合ってすらいない関係で、奢るとかそういう話になるんだろう……

至極当然のことを言ってるつもりだったのに、元宮君はめちゃくちゃ不服そうな顔でこっちを見てる。



「俺が奢るって言ってんだから良いんだよ」


「奢られたら逆に気使っちゃうよ……ほら、ご飯食べながら一緒にお喋りしよう、ね?」



そう説得して服をグイグイと引っ張ると、元宮君は顔をボンッと真っ赤に染めて、控えめに頷いた。

うんうん、なんとなく彼の扱い方が分かってきたよ。


レストランに入りメニューを注文する。


私はタラコパスタとデザートにいちごパフェを頼んだ。
やっぱり、デザートもセットじゃないと満足感が足りないよね~

一方で元宮君はというと、コーヒーとサンドイッチと言うあっさりとした組み合わせ。



「元宮君少食なんだねえ」


「飯に集中するぐらいなら、柚月のこと見てたいから」



な、なんてこと言うんだこの人!

言ってて恥ずかしくないのかな?私はめっちゃ恥ずかしいよ!!

今度は私が顔を真っ赤にしてると、元宮君は機嫌が良さそうに笑っている。



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