無自覚な彼女はヴァンパイア様の溺愛に気づかない
「お前さ」

「わっ」


もしこの女が発信源ならいい迷惑だ。


ちょっと気になり聞いてみることにした。


「香水つけてる?」


「え?」


「つけてませんけど…」


「ふーん」

じゃあ一体さっきからこの匂いは何なんだ。

本能を揺さぶるようなにおい。


それは後から来た星夜も感じたらしい。



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