天才外科医は激甘愛で手放さない~絶対に俺の妻にする~


 瀬七さんとテレビ電話をした、二週間後の日曜日。

 お互いの休日がちょうど重なり、さっそく栄斗をヒーローショーに連れていくことになった。

 そして迎えた当日。

 「かっこいい、くるま!」

 遊ぶにはもってこいの雲ひとつない晴天だ。

 用意を済ませ栄斗とマンション内の臨時駐車にやってくると、私でも名前を知っている超高級メーカーのスポーツセダンが止まっていた。

 彼のご厚意で、自宅まで迎えに来てもらうことになったのだ。

 栄斗も少し前まで車のおもちゃにハマっていたので、瀬七さんの愛車を見てキラキラと目を輝かせている。

 車の運転席にいた彼と目が合い、心臓が大きく波打つ。緊張がピークだ。

 本当に、落ち着かないと。

 この二週間で瀬七さんと病院で何度か仕事をしているけれど、プライベートの彼と会うのは四年ぶり。

 しかもふたりの子を連れて……。テレビ電話で話しているとはいえ、瀬七さんと栄斗は初対面だ。

 「おはよう。今日晴れてよかったな」

 「おはようございます。気持ちいい朝ですね」

 運転席から降りた瀬七さんは、私に爽やかな笑顔を向ける。

 服装は黒のTシャツにワイドジーンズをロールアップしていて、カジュアルだけど落ち着いた印象。

 髪型は仕事のときとは違い、ナチュラルにセットされていて普段より少し幼く見えるのは気のせいだろうか。

 こんなときでも新しい瀬七さんの姿を見た気がして、胸がきゅんと甘く締め付けられる。

 「栄斗。この前お電話でお話しした、ママのお友達のセナさんだよ」
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