秘密の恋をしませんか⁈ ロミオとジュリエットの恋*ハッピーエンドになります
「飲んでたんですか?」
「はい、ドキドキするので」
「…そうですか」
「信じてないですね。ほら、触ってください。こんなにドキドキしてるんですよ」
空いている彼の手を胸に当てた。
もう、その時点でかなり酔っている。
普段の自分なら、恥ずかしくてできないことだ。
「…まさか」
「なんです?」
「いや、私もシャワーを浴びてきます」
「はい、いってらっしゃい」
お酒でテンションが上がっているせいだろう、この後、何をするのか、すっかりと忘れて手を振って見送っていた。
彼が顔を片手で軽く覆い、深くため息をついているとは思わず、また、残っていた缶の中身を飲むのだった。
シャワーを浴びて出てきた彼は、メガネを外していて、無造作に髪をタオルで拭いていて、バスローブ姿がとてもセクシーで、酔っていても目のやり場に困るほどだ。
「飲みますか?」
「いや、これから大事な任務があるからやめておきます」
「そうなんですね」
出て行っている間、事件でもあって仕事へ行ってしまうのかと残念に思ってしまう。
そんな男が、悠長にシャワーなど浴びるはずもないのに、酔っている私は、そこまで考えが及ばなかったようだ。
普段なら、絶対、疑問に思うはず…