秘密の恋をしませんか⁈ ロミオとジュリエットの恋*ハッピーエンドになります
父には、常に、警戒と疑いを教えこまされたのだから…
ベットの端に座る私の横に彼も座った。
「樹梨、あなたをもらいますよ」
「…大事な任務はいいのですか?」
「今、あなたを抱く大事な任務以外、私にはありませんよ」
口元を覆い、感動で震える。
もう、好き
かっこいい…
口元にある手を外されて、顎を摘んで口付けてくる彼の表情を見ることなく、目を閉じていた。
チュッと、軽いキス。
そして、抱きしめてくる腕の中に囲われ、彼の肩に手を伸ばし抱きついていく。
やわやわと唇を触れ合わせ、角度を変えて口付けが続く。
初めてのキスは、先ほどの触れるか触れないキスだったけど、こうして長い間触れ合っていると、実感してくる。
彼とキスしているのだと。
だが、呼吸の仕方がわからない。
頬を優しく撫でられてうっとりとする。
「樹梨、鼻で息を吸うんです…そう、上手ですよ」
彼の表情を見たいと思うが、目の前に顔があると思うと緊張して、ドキドキがバクバクとしてくる。
重なっていた唇を愛撫するような口付けに変わり、彼の手が襦袢の上から肩をなぞり、ベットに押し倒してきた。
「あなたの全てを見せてください」
そういうなり、襦袢を結んでいた腰紐を抜き取って、前をはだくのだ。