秘密の恋をしませんか⁈ ロミオとジュリエットの恋*ハッピーエンドになります

艶めかしい目つきで、私を跨ぐ男の色気に、私の酔いも冷めてしまう。

裸を見せている恥ずかしい状態だというのに、それを塗り替えてしまうほど、体の奥底から脈打ち、望んでいる。

私は、今からこの人に抱かれるのだと。

「私の初めてをもらってください」

「あなたは、私を撃ち殺す気ですか⁈」

伸ばした手のひらに、口付けた彼は、手首、腕、肩とキスを落としていく。

胸の膨らみに口付けて、強く吸いついていく。

「…痛」

痛いぐらい強く吸われ、涙が出た。

その涙を唇で拭う彼が、色っぽく笑う。

「私を我慢できない獣にしてしまうあなたへの罰ですよ。消えたら、またつけてあげますからね」

そう言って、私の初めて奪ってくれた人。

優しく、体を弄り、快楽を拾えるように導いて、繋がっても、自分の欲望の抑えて、優しくゆっくりと抱いてくれた。

獣なんて言ってたけど、そんなことはなく、最後まで優しかった。

「痛かったでしょ。歩けそうですか?」

終わった後も、気遣ってくれる優しい人。

「はい、なんとか普通に歩けそうです」

「それならよかったです。一人で着物は着れないと思い、用意してもらってきました。そこの紙袋に入っているので着物は、紙袋に入れて持ち帰ってください」

「ありがとうございます」
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