秘密の恋をしませんか⁈ ロミオとジュリエットの恋*ハッピーエンドになります
「私にあなたを刻んでください。忘れることのないように、愛してください」
「忘れさせませんよ。あなたは私の女なのだから」
キュン、キュンと胸が高鳴り、目頭が熱くなる。
私達に、結ばれる未来など見えないのに、今だけでも、あなたの女でいたい。
近いうちに、私は、許嫁に合わされる。
それまで、あなたの女でいさせてと、抱きつくのだ。
「送別会の場所はどこですか?」
「駅前だと聞いてます」
「わかりました。金曜に、連絡を入れておきます。うまく抜け出してくるんですよ。誰にもバレないように、私のいるホテルまで来てください」
「はい」
いい子だというように、頭部にキスされる。
「さて、そろそろ、部下が痺れをきらす頃です。樹梨、最後に、もう一度キスしましょうか?」
目を閉じて、彼からの口付けをうける。
唇が離れて、カサリという音に目を開けると、ちょうど、メガネをかけ直しているところだった。
「出ましょうか」
「あっ、私、カルテを探しに来てたんです」
「あぁ…、玲央さんに頼まれたんでしょ」
「はい、どうしてそれを?」
「私が頼みましたから」
「えっ、もしかして玲央くん、私達のこと知ってるんですか?」