秘密の恋をしませんか⁈ ロミオとジュリエットの恋*ハッピーエンドになります
「1人や2人ぐらい協力者がいないとね。私達、会うこともできませんよ」
あの父の目を盗んで会うには、協力者は必要だと納得してしまった。
短い逢瀬を過ごした私達は、それぞれ違う通路を使って歩いていく。
だが、それを見ていた人物もいて、私と彼との期間限定の恋を邪魔する出来事が起こるのは、もう少し先。
彼の抱える事件の人物と、久世家の恩恵を狙う者が、私達の仲を引き離そうと企んでいるとは思いもしないで、私は、罠にはまるのだ。
金曜の夕方過ぎから、予定通り、駅前にある居酒屋で結婚退職される方の送別会が開かれた。
昼過ぎに、彼からのメールがきていて、簡潔に、駅近くにあるラグジュアリーホテル名と部屋番号が送られてきていた。
だが、それだけで胸がときめくのだ。
なにせ、彼からの初のメールなのだから。
時間は指定されていないが、私が来るのを待ってくれていると思うと、落ち着かない。
早く会いたい
早く愛されたいと、時間ばかり気になる。
開催されて、1時間ほどいれば、礼も尽くしたはずと、退職される方にご挨拶して、急に用事ができてしまったと言ってお店をでた。
ホテルに向いながら、彼へメールを送る。