秘密の恋をしませんか⁈ ロミオとジュリエットの恋*ハッピーエンドになります
(今から向かいます)
すぐに既読がつき
(待ってるから、気をつけておいで)
私といる時の彼の話す言葉遣いは丁寧だ。怒りが勝つと、少し乱暴になる場面にも遭遇した。
だが、メールなのに、まるで、甘く優しい声が聞こえてきそうな文は、初めてだった。
自然と速くなる足。
待ってて
今、あなたに会いに向かうから…
ホテル内のエレベーターのボタンを連打する。
早く、早く来てと。
開いたドアに飛び込んで、閉を押して、彼のいる階を押して、エレベーターが上がっていく。
どこかの階で止まらないように
誰も乗り込んでこないように
祈って、階数の表示が変わっていくのを見つめ続ける。
止まることなく目的の階まで上がると、ドアが開いたと同時に廊下へ出て、彼のいる部屋番号を探した。
指定された1001を見つけ、息を整えて部屋のベルを鳴らす。
しばらくして、ガチャリと開いて、会いたかった彼が両手を開いて待っているのだ。
「会いたかったです」と、彼の首に腕を伸ばして飛びついた。
鍛えているからか、ビクともすることなく受け止めてくれる。
私を持ち上げ、足先でドアを閉める。
そのままの勢いで、ドアと彼の間で挟まれるのだ。