秘密の恋をしませんか⁈ ロミオとジュリエットの恋*ハッピーエンドになります

感情のまま動くと、足元を掬われる。そんな世界で生きて行かなければならないのだ。

勅使川原のまま警視総監として生きていけば、正義の為だけに邁進して生きていけるのに、久世に入る以上は、常に、人の心の裏を読んで生きていかなければならない。中には、悪意を持って警察という組織にいる彼を利用しようと近寄って来る人も出てくるだろう。

彼の覚悟は、並大抵ではないということだ。

「理央、偉そうに言っているが、お前はまだまだだ。裏表の使い分けぐらいできないうちは、当主の座はやれそうにないぞ」

「頑張ってるだろう、親父が引退考える頃までには、理玖も露美緒も俺の右腕にはなってるさ」

「そうだが…こいつを認めないといけないのか?また、俺の娘が奪われていくんだぞ。なぁ、まさか、俺に隠れて…想像もしたくない。お前は、俺の娘とはまだ、だよな?」

もう、奪われたけど。

「あなた、いい加減にして、うるさいわよ。認めるの?認めないの?どっちなの?」

母が父を叱りつける姿に、男共は、緊張しだす。

「許嫁には考えてたから…み、とめる。だけど、式をあげるまでは、清く正しくだからな」

母に睨まれて、ボソボソと認めたが、後がいけない。

「はぁっ?ありえないだろ」

露美緒さんの怒りが爆発しました。
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