私の可愛い(?)執事くん
新たな執事
・
「新しい執事?」
夏休みも残り3日になった日の夜。
「はい、明日の夜にこちらにこられるそうです」
そう告げる陽の顔はすごく複雑そう。
「不安?」
「・・・正直に言うと不安です。
旦那様が決めたのですから悪い人ではないと
思うのですけど」
複雑な気持ちのまま次の日の夜。
「初めまして〜、今日からここで働くことになった
月島 薫(つきしま かおる)で〜す」
(な、なんて気の抜ける挨拶)
「よろしく、薫」
銀髪に紫のタレ目。
肩につくくらいの髪を一つにまとめている。
1日、リーダーと共に色々な仕事をしていた。
たまに様子を見に行ったが、炊事洗濯掃除をそつなく
こなしているように見えた。
ー夜ー
「失礼しま〜す」
薫は声かけだけして入ってくる。
「薫、まずはノックしなさい。
それから相手の返事を聞いてから。
執事というより、常識だよ」
「すみません」
やり直した薫は私の近くに立つ。
「何の用?」
「親睦を深めようと思って」
「親睦?」
「はい、これから1日1回ゲーム
しませんか?
トランプとかオセロとか」
「いいけど、今日から?」
「はい」
薫は内ポケットからトランプを出した。
2つに分けたカード、角を重ねてアーチにして
バラバラと重ねて行く。
(か、かっこいい)
「すごいね」
「ありがとうございます」
嬉しそうに笑って違うやり方でカードを切る。
「良かった」
「え?」
「そんなキラキラした目して、安心した。
昨日はなんかムスッとしてたから、
緊張がほぐれたのかな〜って」
「あ、」
「ごめん、態度悪かったよね」
「全然、むしろそれが普通じゃないかな。
あなたに仕える人が増えるって言われたら、
誰だって警戒するでしょ。
ババ抜き?ジジ抜き?神経衰弱?」
「・・・神経衰弱」
テーブルいっぱいにカードを広げ始める。
「シャッフルもだけど手際いいね」
「妹が3人いてよくやってたから。
じゃあ先にいいよ」
「わかった」
淡々とカードをめくる音だけが響く。
残りが6枚になった時。
「お嬢様、少しよろしいですか?」
ノックされて陽の声。
「どうぞ」
「おやすみのところ申し訳ありません、
こちらに薫さんは・・・何してるんですか?薫さん」
「いらっしゃい、陽。一緒にやる?」
「やりませんよ、というかもう終わりじゃない
ですか」
薫の呑気な態度に陽は少しイラついている。
(じゃなくて、仕事中に何してるんですか)
「なんで誘ってくれなかったんですか!?」
「陽、建前と本音が逆になってるよ」
ハッとして咳払いをして
「リーダーが呼んでいますよ」
「え〜、あと少しだけど仕方ない。回収していい?」
「うん」
私のカードも取ってケースにしまう
「薫さん、敬語」
「あ、すみません。
ゲームの時もずっとタメで」
「これから慣れていけばいいよ」
「ありがとー、あ、ありがとうございます」
半ば引きずられるようにドアに向かう。
「おやすみなさい、おじょーさま」
「失礼しました、お嬢様」
「つかみどころない執事、」
電気を消して布団を被った
リーダーの用事が終わり部屋に戻る途中
「ねぇ、なんて呼んだらいい?」
「お好きにどうぞ、他の方からは陽と呼ばれて
います」
「じゃあ陽」
「なんですか?」
「好きなの?おじょーさまの事」
夏休みも残り3日になった日の夜。
「はい、明日の夜にこちらにこられるそうです」
そう告げる陽の顔はすごく複雑そう。
「不安?」
「・・・正直に言うと不安です。
旦那様が決めたのですから悪い人ではないと
思うのですけど」
複雑な気持ちのまま次の日の夜。
「初めまして〜、今日からここで働くことになった
月島 薫(つきしま かおる)で〜す」
(な、なんて気の抜ける挨拶)
「よろしく、薫」
銀髪に紫のタレ目。
肩につくくらいの髪を一つにまとめている。
1日、リーダーと共に色々な仕事をしていた。
たまに様子を見に行ったが、炊事洗濯掃除をそつなく
こなしているように見えた。
ー夜ー
「失礼しま〜す」
薫は声かけだけして入ってくる。
「薫、まずはノックしなさい。
それから相手の返事を聞いてから。
執事というより、常識だよ」
「すみません」
やり直した薫は私の近くに立つ。
「何の用?」
「親睦を深めようと思って」
「親睦?」
「はい、これから1日1回ゲーム
しませんか?
トランプとかオセロとか」
「いいけど、今日から?」
「はい」
薫は内ポケットからトランプを出した。
2つに分けたカード、角を重ねてアーチにして
バラバラと重ねて行く。
(か、かっこいい)
「すごいね」
「ありがとうございます」
嬉しそうに笑って違うやり方でカードを切る。
「良かった」
「え?」
「そんなキラキラした目して、安心した。
昨日はなんかムスッとしてたから、
緊張がほぐれたのかな〜って」
「あ、」
「ごめん、態度悪かったよね」
「全然、むしろそれが普通じゃないかな。
あなたに仕える人が増えるって言われたら、
誰だって警戒するでしょ。
ババ抜き?ジジ抜き?神経衰弱?」
「・・・神経衰弱」
テーブルいっぱいにカードを広げ始める。
「シャッフルもだけど手際いいね」
「妹が3人いてよくやってたから。
じゃあ先にいいよ」
「わかった」
淡々とカードをめくる音だけが響く。
残りが6枚になった時。
「お嬢様、少しよろしいですか?」
ノックされて陽の声。
「どうぞ」
「おやすみのところ申し訳ありません、
こちらに薫さんは・・・何してるんですか?薫さん」
「いらっしゃい、陽。一緒にやる?」
「やりませんよ、というかもう終わりじゃない
ですか」
薫の呑気な態度に陽は少しイラついている。
(じゃなくて、仕事中に何してるんですか)
「なんで誘ってくれなかったんですか!?」
「陽、建前と本音が逆になってるよ」
ハッとして咳払いをして
「リーダーが呼んでいますよ」
「え〜、あと少しだけど仕方ない。回収していい?」
「うん」
私のカードも取ってケースにしまう
「薫さん、敬語」
「あ、すみません。
ゲームの時もずっとタメで」
「これから慣れていけばいいよ」
「ありがとー、あ、ありがとうございます」
半ば引きずられるようにドアに向かう。
「おやすみなさい、おじょーさま」
「失礼しました、お嬢様」
「つかみどころない執事、」
電気を消して布団を被った
リーダーの用事が終わり部屋に戻る途中
「ねぇ、なんて呼んだらいい?」
「お好きにどうぞ、他の方からは陽と呼ばれて
います」
「じゃあ陽」
「なんですか?」
「好きなの?おじょーさまの事」