私の可愛い(?)執事くん
・
「え、」
声をもらして黙ったまま。
(電話で相談って言われてこれだしね、
そりゃあ考えるよね)
「・・・それは、陽のためだよね」
「うん、」
「渚、僕は渚が困っている時は助けになりたいと
思ってる。まぁそれは屋敷のみんなの方が助けに
なってるのはわかってるけど。
渚、肩書きを捨てることの意味わかってる?
今は陽に多く向いてる誹謗中傷も渚に
向くことになるかもしれない。
それに今みたいな生活は望めない。
なにか重大な事が起こってもこれからは手助け
できない。それでもいいの?」
「それでも、私は陽と生きたい」
きっぱり言い切りお父様を了承を得た。
お義父さんたちにも報告。
「それならウチに嫁入りしない?渚ちゃん」
「・・・はい?」
「だって、お屋敷を出ないといけないんでしょ?
いく場所が決まるまでうちにいたらどうかしら?」
「それは、」
(それはそうなんだけど、この提案にのってしまうのは甘えになる気がする)
「一ついいかな」
そんな考えを察したのかお義父さんからの提案。
お父様の知り合いに一軒家を所有している老夫妻。
4月から息子夫妻のところに住むことになっている。
「でも取り壊すにもお金がかかるからね。
誰か住んでくれないか探しているらしい」
場所はかなり遠く海の見える街らしい。
「渚はそれでいい?」
「うん、お願いします」
お義父さんは連絡を取り、老夫妻は承諾
してくださった。
私は一身上の都合で退職届を提出。
陽も内定を辞退。
陽が卒業した次の日、お父様主催のイベントに参加。最後に肩書きを捨て、新天地で生活することを報告。
その時もネットで婚約発表に比べれば少ないが
中傷があったが気にしない。
新しい家に行くまで暁家でお世話になった。
その後に家を見に行った。
陽が言うには十分、むしろ広いらしい。
元々綺麗で、ライフラインも問題ない。
退職の日には職場の人は祝福してもらった。
婚姻届も出して
3月末、お互いの身の回りの整理をして新居に
移った。
新居についても軽く掃除、諸々の手続きをして就活。
お互い、いい職場に恵まれた。
仕事に家事にやっと慣れた引っ越して3ヶ月。
2人で結婚指輪を見ている。
「渚は決まった?」
「決まった、陽は?」
「一目見てこれいいなってもの、みつけた」
2人でつけるものだから一緒に見に行くと決めた。
せーの、で同じものを指差した時は嬉しかった。
帰宅後お互いに指輪を嵌める。
「陽、幸せにしてくれてありがとう」
「俺も。幸せをありがとう」
この先もずっと大好きな人と人生を歩んでいく。
声をもらして黙ったまま。
(電話で相談って言われてこれだしね、
そりゃあ考えるよね)
「・・・それは、陽のためだよね」
「うん、」
「渚、僕は渚が困っている時は助けになりたいと
思ってる。まぁそれは屋敷のみんなの方が助けに
なってるのはわかってるけど。
渚、肩書きを捨てることの意味わかってる?
今は陽に多く向いてる誹謗中傷も渚に
向くことになるかもしれない。
それに今みたいな生活は望めない。
なにか重大な事が起こってもこれからは手助け
できない。それでもいいの?」
「それでも、私は陽と生きたい」
きっぱり言い切りお父様を了承を得た。
お義父さんたちにも報告。
「それならウチに嫁入りしない?渚ちゃん」
「・・・はい?」
「だって、お屋敷を出ないといけないんでしょ?
いく場所が決まるまでうちにいたらどうかしら?」
「それは、」
(それはそうなんだけど、この提案にのってしまうのは甘えになる気がする)
「一ついいかな」
そんな考えを察したのかお義父さんからの提案。
お父様の知り合いに一軒家を所有している老夫妻。
4月から息子夫妻のところに住むことになっている。
「でも取り壊すにもお金がかかるからね。
誰か住んでくれないか探しているらしい」
場所はかなり遠く海の見える街らしい。
「渚はそれでいい?」
「うん、お願いします」
お義父さんは連絡を取り、老夫妻は承諾
してくださった。
私は一身上の都合で退職届を提出。
陽も内定を辞退。
陽が卒業した次の日、お父様主催のイベントに参加。最後に肩書きを捨て、新天地で生活することを報告。
その時もネットで婚約発表に比べれば少ないが
中傷があったが気にしない。
新しい家に行くまで暁家でお世話になった。
その後に家を見に行った。
陽が言うには十分、むしろ広いらしい。
元々綺麗で、ライフラインも問題ない。
退職の日には職場の人は祝福してもらった。
婚姻届も出して
3月末、お互いの身の回りの整理をして新居に
移った。
新居についても軽く掃除、諸々の手続きをして就活。
お互い、いい職場に恵まれた。
仕事に家事にやっと慣れた引っ越して3ヶ月。
2人で結婚指輪を見ている。
「渚は決まった?」
「決まった、陽は?」
「一目見てこれいいなってもの、みつけた」
2人でつけるものだから一緒に見に行くと決めた。
せーの、で同じものを指差した時は嬉しかった。
帰宅後お互いに指輪を嵌める。
「陽、幸せにしてくれてありがとう」
「俺も。幸せをありがとう」
この先もずっと大好きな人と人生を歩んでいく。