明日の君が今日よりもっと幸せになりますように
僕が学校に入学して始めて人と話したのはSHRが終わった後の1限目のLHRの時間だった。1限目が始まってすぐに先生の自己紹介があった。どうやら先生の名前は高橋翔子というらしい。年齢は言わなかったが多分45歳って所だろう。その後先生が隣の人と名前、趣味などの自己紹介をしてください。と全員に声をかけ、全員隣の人と向き合って自己紹介を始めた。僕も隣と向き合った。朝のSHRの時間に見た茶髪気味た髪で目がパッチリした隣の席の女の子から自己紹介をし始めたので僕はその子を見て聞いていた。
『玉木彩花です。趣味は読書で隣の席なんで仲良くして貰えると嬉しいです。よろしくお願いします。』
この自己紹介を聞いていて奇遇な事に僕も読書が好きなので話が合いそうだな、と思っていた。
その後には僕も自己紹介をした。
『佐々木高貴です。趣味は僕も彩花さんと同じく読書なので仲良くして貰えると嬉しいです。よろしくお願いします』
と自己紹介をした。
『名前はなんて呼べばいい?』
『普通に高貴って呼び捨てでいいよ』
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