初な彼女と絆される僕
少し遅いランチを済ませ、映画でも見ようかと言う話になった。

「李依は何が見たい?」
「うーん…
あ!せーの、でお互いに言いましょう!」

微笑む李依に、僕も微笑んだ。

「じゃあ…」
「「せーの!!
――――――○○!!」」

「あ…(笑)」
「フフ…」

同じ作品を指差した、僕達。
顔を見合わせて微笑み合う。

「じゃあ、行こうか!」
「はい!」

カップル席に座り、李依の腰を抱く。
李依は照れたように笑って、僕を見上げてきた。

「……/////」

わ…//////可愛い…//////
キス、したい……

ちょうどそこで、劇場内が真っ暗になった。
僕はすかさず、李依に顔を寄せた。

気配がしたのか、李依が僕の方を向く。
そして僕は、李依に軽くキスをした。


「―――――勇剛さん!」
映画を観賞し、映画の感想を話そうとする僕に抗議するように見上げてきた李依。

「え?何?」
怒ってる?
でも…怒ってても可愛い…

「ダメですよ!」

「え?」

「公衆の面前であんなこと」

「は?」

「き、キスです/////
前にも後ろにもお客さんいたでしょ?」

「でも、真っ暗だったよ?
だから良いかなって」

「ダメです!」
鋭い視線で見上げる李依。
あぁ…可愛い…

でもちゃんと謝らないと。
これ以上怒らせてはダメだ。

「ごめんね。
わかった、もうしないよ。
でも、二人の時ならいい?」

「あ…はい//////
二人の時になら…/////私もしたいし……」
照れたように言う李依に、僕も嬉しくなる。

思わず顔を寄せると、バッと自分の口を塞いだ李依。
「え?李依?」

「ふ、ふ!ふぁへふぇふ!!」 

「………」
は?何言ってんだろ?
僕は、優しく李依の手を外し「何?」と問いかけた。

「き、キスです…」

「え?」

「え?あ…キス、されるのかなと思って…」

「あー
そうゆうこと!
大丈夫だよ、しないって言ったからしないよ。
李依に顔を寄せただけ」

「あ…そ、そうだったんだ…//////
す、すみません!自意識過剰でした/////」

「ううん!」
まぁ…半分、キスしようとしたけど(笑)

僕は李依の頭をポンポンと撫で、微笑んだ。
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