初な彼女と絆される僕
夕食は、家で食べようということになり、食材を買ってマンションに帰った。


「――――よし!
勇剛さんは、ゆっくりされててくださいね!」  
キッチンに立ち、気合を入れるように言った李依。

「ほんとにいいの?
一緒にしようよ」

「大丈夫です!
私も、勇剛さんのために何かしたいので!
させてください!」

たまたまスーパーで買い物中に、肉の特売があって、カレー用の肉が安売りだったのを見て“カレー食べたいね”って話になった。

そしたら李依が「私に作らせて下さい!美味しいカレーを作ります!」と言い出した。

僕的には、一緒に作って食べたかったのだけれど…
満面の笑みで見上げてくる李依に“NO”と言えず、結局李依が作るってことで帰って来たのだ。


鼻歌でも歌いそうな雰囲気で、楽しそうに調理をしている李依。

僕は、そんな李依をソファに座って眺めていた。

ほんと、愛おしいなぁ…!

そんなことを考えながら、見つめていると「よし!」と李依が微笑み言った。

「出来た?」
キッチンへ向かい、鍋を覗く。
グツグツ…と、美味しそうな匂いとともにカレーが出来上がっていた。

「あとは、もう少し煮込むだけです!」

「ん。お疲れ様!
じゃあ…コーヒーでも飲もうよ!」

「はい!
淹れますね!」
「ううん、僕に淹れさせてよ!
李依は座ってて?」
「あ、はい!
ありがとうございます!」

カップを持って、ソファに座る李依の隣に座る。
「はい!」
カップを差し出すと、ふわりと笑って李依が受け取った。
一口飲んで「美味しい…!」と呟く。

可愛くて、愛しくて…僕は李依の頬に触れた。

「勇剛さん/////」  

「可愛い…/////」
頬を撫でながら呟き「二人っきりだからいいよね…?」と僕は顔を近づけた。

「はい/////」と返事をした李依。
ゆっくり、目を瞑る。

口唇が重なる寸前、李依の目がパチッと開いた。
「ん?李依?」

「火!」

「は?」

「火加減、大丈夫かなと思って…
ちょっと待ってください!」
立ち上がり、キッチンに向かう。

「よし!OK!」と呟き戻ってきて、僕に向き直り目を瞑った。
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