初な彼女と絆される僕
「え……李依、ごめんね!
怒らないで?
ごめんね、ごめんなさい!」
背を向けてしまった李依の顔を覗き込む。  

「………」
李依は俯いていて、表情がわからない。

「李依?
本当に、ごめんね!
許して?」

「…………フフ…!」
すると今度は、李依が噴き出した。

「え……李依…?」

「仕返しでーす!!(笑)
フフフ…フフフッ…!」

「え……あ…そ、そ…っか…」
(よ、良かっ……た…)

いたずらっぽく笑う李依に、勇剛は心底ホッとしたように李依を抱き締めた。

「え?え?ゆ、勇剛さん!?/////
こんなところで!!ダメですよ!!/////」

「うん…でも、ごめん。
嫌われた…かと、思っ…て、ほんと焦った……」
勇剛の声は、震えていた。

李依に嫌われたら、冗談抜きで死んでしまう。
言葉に出来ない恐怖でいっぱいになっていた。

すると李依が、ゆっくり勇剛の背中をさすってきた。
「大丈夫ですよ!
私は、勇剛さんを嫌いになったりしない!
大丈夫…大丈夫です……!」


漸く勇剛が落ち着きを取り戻し、おにぎりを買ってマンションに向かった。

仲良く食事をしながら、勇剛が李依の頭を撫でた。
「本当に、ごめんね」

「もういいですって!
私こそ、すみません!
あんなに動揺されると思わなくて……」

「………情けないよね…(笑)
自分でもびっくりだよ(笑)
あんな動揺したの、初めてだったから!」

「勇剛さん、基本的に冷静ですもんね!」

「うん、動揺なんてほとんどした事がなかった」

「フフ…私、勇剛さんを動揺させられるんだ!(笑)
………なーんて…!(笑)」

「ん、そうだね(笑)
ほんと、敵わないよ……李依には」
そう言って、頬に触れた勇剛。
そのまま、李依の口唇をなぞった。

「んん…」

「ねぇ、李依」

「はい」 

「今日、泊まっていきなよ」

「へ?」

「ね?そうして?」

「あ…でも…
着替えも何もない……」

「夜は僕のを着て寝ればいい。
明日会社行く前に、李依ん家に寄って着替えればいい。
そんなことは、どうにでもなる。
でも李依には、今現在傍に居てくれないと困る」

そう言って、顔を近づけた。
二人の口唇が重なって、深くなった。
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