クールな御曹司は強気な彼女を逃さない
16

16.〜純平side〜


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チャプン


ッッッッ!!

「起きたか?」

目が覚めたらお風呂に入ってるんだから、そりゃ驚くだろう。

俺は麗を後ろから抱きしめ、首元にキスをした。


「んな!!なんで⁈」

「ん⁇風呂、入りたかったろ?」

「そ、そりゃぁ、まぁ」

ボソボソと口を尖らせている。
かわいいやつ。

フッ


麗はあきらめたのか、俺におっかかってきた。


「「フゥ」」

同時に息を吐く。


そして目を合わせ、笑った。


幸せだ。


この風呂が、デカくて良かった。
初めてそう思った。

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