クールな御曹司は強気な彼女を逃さない

脚を持ち上げられ、腰が浮いた。
純平が、最奥まで届く。

「ダメッッ!!アッ、、いっ!!」

「痛いか?」

首を振る。

純平は更に、突き上げるように腰を打ちつける。
そして、何かが弾ける一歩手前で、一気に抜かれた。

「、、、ン!!」

くるっと向きを変えられ、純平の上に跨がる形になった。
「麗。腰落とせ」

耳元で囁く。
言われた通りにする。
すると、純平も同時に突き上げた。

「、、アッ、、、ンッ、、」

お互いぶつかり合う。
ダメだ。おかしくなっちゃう。
なのに、腰が勝手に揺れてしまう。
純平の手に誘導され、止められない。

もう、どちらの物なのかもわからないくらい溶け合って
互いの息づかいと、私の鳴く声。
純平がたまに出す、何かに耐える声だけが、部屋をこだまする。

そして、そのまま2人同時に絶頂を迎え、結局旅行の事など考える隙もないまま気絶するように眠ってしまった。
< 202 / 281 >

この作品をシェア

pagetop