クールな御曹司は強気な彼女を逃さない
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ついにこの日がやってきた!!
遠足前の子供のようにはしゃぐ私を見て、塁もなんだか今日は優しく見守ってくれてる。

今日は、黒のタートルをグレーのワイドパンツに入れて、黒のオーバーサイズのレザージャケットを肩から掛けた。
髪は下の方で一つに纏めて、黒のキャップを被っている。


"ピンポーン"

あ!!きた!!

玄関まで手ぶらで走る私の後ろを、塁が荷物を持って着いてくる。


「おう。行けるか⁇荷物は⁇」

「これだ」
塁が荷物を純平に渡す。


「ああ。んじゃ、預かるな。行ってくる」


「ああ。よろしくな。気をつけろよ?」


私が黒のショートブーツを履いてるときに純平と塁はそんなやりとりをしている。

「塁。お父さんみたい。んじゃ、行ってくるね!!」


「んなっ!?、、、はぁ。ぁぁ、行ってこい。楽しんでこいよ」


「はーい」

そう言って、部屋から出た。
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