クールな御曹司は強気な彼女を逃さない
22

22.


「座れ」

そう言われ、ベッドに腰掛けた。
すると、純平も片膝を曲げて床にしゃがんだと思ったら、ゆっくりと足を触る。

「くすぐったいよ」
純平は、そのまま私のパンプスを片足ずつ脱がす。
そして、キスをした。


「やっ!汚いよ純平」


「いいから。綺麗だ。」
キスは止まない。


恥ずかしくて、口を両手で押さえる。
スッと立ち上がると私の腕をひっぱり立たせて、抱きしめる。

「麗。好きだ」

耳元で純平が、艶のある声で囁く。
そして、両手で覆われキスが始まる。
私はこの、キスが好きらしい。
耳を塞がれ、キスの音がダイレクトに伝わってくる。

いつの間にか、ドレスのファスナーが下ろされ、ワンショルダーもスルっと外されて、ドレスがストンと床に落ちた。
ドレスの中に着ていた下着が姿を現す。

それを見て
「綺麗だな。色っぽい」
純平の瞳がギラっと光る。
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