人形姫といわれている令嬢が愛されることを知ったら

学園初登校

今日は学園初登校、正直不安しかない。
ミリが制服が着替えるのを手伝ってくれる。
「ミリ、私本当に大丈夫かな」
「大丈夫ですよお嬢様」
「そうかな」
「そうです」
走行しているうちに制服に着替え終わった。
「お母様、お父様、行ってきます」
「シェリーあなたなら大丈夫よ」
「ああ、そうだとも」
「シェリー、じゃあ行こうか」
「ええ、アイゼル」

馬車に乗り込んだ。
「アイゼル、私大丈夫と思う」
「ああ」
「だって私が貴族の間での噂···」
「何かあったら俺が守るから。」
「うん、ありがとう。」


学園に着いた。
アイゼルとならんで歩いていると
「アイゼル公爵令息よ」
「相変わらず、見目麗しいわ」
「隣に歩いてるのは···」
「ああ、噂の公爵令嬢だ」
「本当に感情がないんだな」
「ああ、噂に聞いたとおりだ」
「見目はとても美しいけれども、感情がない人形姫」
「ふふ、本当に」
学園には私の噂がほとんどなんだなと改めて思った。
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