呪われた皇女の結婚~敵国に嫁がせていただきありがとうございます!~
兵士たちも鳥の名を知らないようで、繰り返し言った。
「鷹という種類の鳥ですよ」
でも、追い払うのに必死で返事はない。
この中で、唯一冷静なのは私だけのようだった。
兵士たちは、さすがに抜き身の剣を振り回すわけにいかないと思ったのか、剣の鞘を使って、鷹を部屋の外へ追いやろうと四苦八苦していた。
「くっ……! 帝国に帰りたい。部屋に入り込んだ鳥を追い払うなど、農夫のやることだ!」
侍女たちは頭を抱えて座り込み、悲鳴をあげていた。
そんな大混乱の最中、悠然とした態度で現れた人がいた。
「騒がしいな」
こちらの騒ぎを聞きつけたのか、部屋へ入ってきたのは、アレシュ様だった。
突然現れたアレシュ様に驚き、兵士たちは身構える。
アレシュ様が口笛を吹くと、鷹は兵士の背後を取り、鋭い爪を立てた。
「ぎゃっー! 鷹がぁっ!」
「俺たちはお前の獲物じゃないぞ!」
襲ってくる鷹に、兵士たちはどうしていいかわからず、背中をとられないよう走り続けるしかなかった。
その様子を眺め、アレシュ様は笑い、私へ近づく。
「やっと会えた」
アレシュ様は紳士的に、私の手を取る。
「鷹という種類の鳥ですよ」
でも、追い払うのに必死で返事はない。
この中で、唯一冷静なのは私だけのようだった。
兵士たちは、さすがに抜き身の剣を振り回すわけにいかないと思ったのか、剣の鞘を使って、鷹を部屋の外へ追いやろうと四苦八苦していた。
「くっ……! 帝国に帰りたい。部屋に入り込んだ鳥を追い払うなど、農夫のやることだ!」
侍女たちは頭を抱えて座り込み、悲鳴をあげていた。
そんな大混乱の最中、悠然とした態度で現れた人がいた。
「騒がしいな」
こちらの騒ぎを聞きつけたのか、部屋へ入ってきたのは、アレシュ様だった。
突然現れたアレシュ様に驚き、兵士たちは身構える。
アレシュ様が口笛を吹くと、鷹は兵士の背後を取り、鋭い爪を立てた。
「ぎゃっー! 鷹がぁっ!」
「俺たちはお前の獲物じゃないぞ!」
襲ってくる鷹に、兵士たちはどうしていいかわからず、背中をとられないよう走り続けるしかなかった。
その様子を眺め、アレシュ様は笑い、私へ近づく。
「やっと会えた」
アレシュ様は紳士的に、私の手を取る。