呪われた皇女の結婚~敵国に嫁がせていただきありがとうございます!~
「わぁ! 兄上がシルヴィエ様を連れ出してきた!」
シュテファン様は無邪気に微笑み、手を叩いて喜んだ。
「やるな。アレシュ。うまく連れ出せたのか」
「もちろん。これくらいなんでもないことですよ」
「さすが、兄上っ!」
金髪に緑の瞳をし、よく似た三人は国王陛下、アレシュ様、シュテファン様。
その三人を呆れた顔で眺めているのは、燃えるような赤い髪をした王妃様。
そばに赤い猫を連れ、優雅にその猫の頭をなでていた。
「止められなくて、ごめんなさいね。どうしても、みんなでお茶を飲みたいと言い出して。私が止めても誰も言うことをきかないのよ」
「いいえ。お誘いいただけて、とても嬉しいです。でも、お茶会に参加するのは初めてで……」
「かしこまらなくていいの。お茶を美味しくいただくだけよ」
王妃様は優しく言ってくれた。
「さ、座って。今の時期のケーキは果物がたっぷり使われていて、とっても美味しいの」
とろんとした赤いチェリーのシロップ漬けをのせたカップケーキ、黄いアプリコットをのせたタルト、ジャムビスケット。
王宮の侍女たちがやってきて、私のカップに熱いお茶を注いでくれる。
シュテファン様は無邪気に微笑み、手を叩いて喜んだ。
「やるな。アレシュ。うまく連れ出せたのか」
「もちろん。これくらいなんでもないことですよ」
「さすが、兄上っ!」
金髪に緑の瞳をし、よく似た三人は国王陛下、アレシュ様、シュテファン様。
その三人を呆れた顔で眺めているのは、燃えるような赤い髪をした王妃様。
そばに赤い猫を連れ、優雅にその猫の頭をなでていた。
「止められなくて、ごめんなさいね。どうしても、みんなでお茶を飲みたいと言い出して。私が止めても誰も言うことをきかないのよ」
「いいえ。お誘いいただけて、とても嬉しいです。でも、お茶会に参加するのは初めてで……」
「かしこまらなくていいの。お茶を美味しくいただくだけよ」
王妃様は優しく言ってくれた。
「さ、座って。今の時期のケーキは果物がたっぷり使われていて、とっても美味しいの」
とろんとした赤いチェリーのシロップ漬けをのせたカップケーキ、黄いアプリコットをのせたタルト、ジャムビスケット。
王宮の侍女たちがやってきて、私のカップに熱いお茶を注いでくれる。