呪われた皇女の結婚~敵国に嫁がせていただきありがとうございます!~
「聞こえましたけど、私もロザリエの誕生日を一緒にお祝いさせてください。プレゼントを考えるのも楽しみのひとつですからね!」
「お姉様に祝ってもらわなくても結構よ。お父様が盛大なパーティーを開いてくださるの。お姉様は呪われているから、出席できないけどね?」

 お父様のお気に入りであるロザリエは、毎年、兄妹の中でも一番盛大な誕生パーティーを開いている。
 呪われている私は人に触れられないから、もちろん出席できない。
 呪いによって、なにが起きるかわからないからだ。
 忌まわしい皇女、呪われた皇女――私の誕生日は祝われたことはなかった。
 呪われた娘の誕生日を祝おうなんて気持ちにはなれないのだと思う。
 
「私が神から呪いを受けていると、国民や他国に知られるわけにはいけませんから、仕方ありません」
 
 もし、第一皇女が神に呪われているとわかったら、お父様に迷惑がかかる。

『皇帝の子が神から呪われるとは、行いが悪かったのでは?』
『神から皇帝陛下への忠告だ』

 そう言われ、皇帝の地位が危うくなるのを恐れている。
 だから、表向きは病弱な第一皇女として、外部に公表されているのだ。
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