呪われた皇女の結婚~敵国に嫁がせていただきありがとうございます!~
無意識のうちに、シルヴィエが幽閉されていた場所へ足を向けていた。
「俺はなにをしているんだ」
皇帝になるため、シルヴィエを捨て、ロザリエを取った。
――清らかで美しく、この皇宮で唯一信頼できたシルヴィエを裏切った。
その代償なのか、俺は誰も信じられなかった。
陽の光にきらめく銀髪、深い青の瞳――離れてまだそれほど経っていないはずが、永遠に会えない気がした。
「シルヴィエ……」
もうすぐ永遠に会えなくなる。
暗殺計画がうまくいくということは、シルヴィエの死を意味していた。
――これでいいのだ。俺が皇帝になるためには仕方ない。
シルヴィエが幽閉されていた方角の暗い廊下の向こうから、年老いた侍女が近づいてくる。
あれは――
「お前はシルヴィエに付けられていた侍女だな?」
侍女は顔を隠し、素早く床に伏せ、跪く。
「そうでございます」
「その年齢で、侍女は辛いだろう? 恩給をやるから、皇宮を去るがいい」
シルヴィエの身に持つ呪いを恐れ、誰もが世話を拒んだ中、老いた侍女だけが嫌がらずに世話をしてくれた。
「俺はなにをしているんだ」
皇帝になるため、シルヴィエを捨て、ロザリエを取った。
――清らかで美しく、この皇宮で唯一信頼できたシルヴィエを裏切った。
その代償なのか、俺は誰も信じられなかった。
陽の光にきらめく銀髪、深い青の瞳――離れてまだそれほど経っていないはずが、永遠に会えない気がした。
「シルヴィエ……」
もうすぐ永遠に会えなくなる。
暗殺計画がうまくいくということは、シルヴィエの死を意味していた。
――これでいいのだ。俺が皇帝になるためには仕方ない。
シルヴィエが幽閉されていた方角の暗い廊下の向こうから、年老いた侍女が近づいてくる。
あれは――
「お前はシルヴィエに付けられていた侍女だな?」
侍女は顔を隠し、素早く床に伏せ、跪く。
「そうでございます」
「その年齢で、侍女は辛いだろう? 恩給をやるから、皇宮を去るがいい」
シルヴィエの身に持つ呪いを恐れ、誰もが世話を拒んだ中、老いた侍女だけが嫌がらずに世話をしてくれた。