呪われた皇女の結婚~敵国に嫁がせていただきありがとうございます!~
16 不死身の皇女ですか!?
大聖堂の鐘が鳴り、結婚を祝う鐘の音が王都中に響いた。
アレシュ様に事情を説明する隙は少しもなかったけれど、侍女たちはおとなしくなった。
なぜなら、私に毒薬が効かなかったからである。
――わずかだったけど、仕返しに毒を盛られた。
「生きていればいいだけですからね」
「そうそう。動き回れない程度に弱っていただいたほうが、好都合」
なんて、侍女たちが話していたけれど、私は毒も美味しくいただいていた。
「今日のお茶は少し苦めですね。もしかして、これ、草の根っこ……痺れなどが起きる毒成分を含んだ植物。花は紫色。繁殖力が高く、どこの野原にでも手に入れることができる花ですね」
飲んだだけで、毒成分を分析する私を侍女たちは、まるで化け物でも見るかのように眺めた。
「こちらのスープには、茎に毒があるという赤い花。内臓を弱らせ、めまいなどの症状が現れるんですけど、意外とこの苦みが癖になるんです(良い子は真似しないでください)」
スラスラと毒薬をあててしまう私に、侍女たちは震えあがった。
「なぜ、おわかりになられるのですか!」
「さあ、どうしてかしら? 幽閉生活の間、色々食べてみたせいでしょうか?」
アレシュ様に事情を説明する隙は少しもなかったけれど、侍女たちはおとなしくなった。
なぜなら、私に毒薬が効かなかったからである。
――わずかだったけど、仕返しに毒を盛られた。
「生きていればいいだけですからね」
「そうそう。動き回れない程度に弱っていただいたほうが、好都合」
なんて、侍女たちが話していたけれど、私は毒も美味しくいただいていた。
「今日のお茶は少し苦めですね。もしかして、これ、草の根っこ……痺れなどが起きる毒成分を含んだ植物。花は紫色。繁殖力が高く、どこの野原にでも手に入れることができる花ですね」
飲んだだけで、毒成分を分析する私を侍女たちは、まるで化け物でも見るかのように眺めた。
「こちらのスープには、茎に毒があるという赤い花。内臓を弱らせ、めまいなどの症状が現れるんですけど、意外とこの苦みが癖になるんです(良い子は真似しないでください)」
スラスラと毒薬をあててしまう私に、侍女たちは震えあがった。
「なぜ、おわかりになられるのですか!」
「さあ、どうしてかしら? 幽閉生活の間、色々食べてみたせいでしょうか?」